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雑感・MASS EFFECT

2009/06/06 19:06 Category:ソフトレビュー
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MASS
1938年10月30日、アメリカ。夕食も終わり、子供たちはそろそろお休みの時間かという頃、ラジオが突然緊急放送を告げた。
「みなさん!宇宙人が襲撃して来ました!ただちに避難してください!」
 驚いた人々は着の身着のままで慌てて外へ飛び出し、そこでもう一度驚いた。そこにはいつもと変わらぬ、静かな夜の町が広がっていた。

 放送史上最も有名な、ラジオドラマ宇宙戦争事件である。
 H・G・ウェルズの傑作SF小説を、オーソン・ウェルズがラジオドラマに翻案し、その冒頭部分を聞いた聴取者が、本当に火星人が襲ってきたと勘違いしパニックを起こしたという。
 これについては、当時新興メディアだったラジオを危険視した新聞社によるでっち上げだったという説もあるが、そんな話が実話のように取沙汰されたとするなら、当時の人々の宇宙に対する注目度の高さが伺えよう。

 時は移ろい21世紀。監視衛星や宇宙ゴミなど、別の意味で宇宙への注目が高まる昨今、スターウォーズやスタートレックのようなスペースアドベンチャーが生まれにくい時世に、あえて挑戦するかのようなRPGが誕生した。


 2148年。火星の太古の遺跡で発見された、超光速での恒星間航行を可能にするマスドライブシステム。それにより人類は、ついに同銀河系内に住む他の文明的種族との接触に成功。長い時間と大きな過ちを経て、銀河統治組織「シタデル」に加盟する。
 地球連合軍のシェパード少佐は、とある植民惑星で発見された、古代の遺物を調査するよう命じられる。
 だがそこは、謎の勢力によって襲撃を受けていた。そしてその影には、シタデル評議会によって最高の戦力と権限を与えられたスペクター、サレンの姿があった…。


 このゲームを乱暴かつ簡単に説明するとすれば、銀河系箱庭RPG。あるいはSF版フォールアウト3といった趣がある。
 戦闘はTPSで行われ、成長は経験値とパラメータの割り振りによって行われる。武器はヒートアップ制(一定時間連射を続けるとオーバーヒートしてしまう方式)で、弾数は無制限。アップグレードアイテムによるカスタマイズも可能。同じ武器でも全く違う特性を持たせられる。
 アサルトライフルを含め4種の武器を使い分けることも可能。NPC2名を含めた3人1ユニットでの行動が基本で、各個人の得手不得手が大きく戦局を左右する。
 科学的な戦闘補助機能や魔法のような能力も存在し、自分好みの戦い方に徹することも出来るのだ。
 ストーリーは会話の選択肢を選んで進み、答え方一つでその進行は千変万化する。フォールアウト3のように、パラメータや進行度によって新たな選択肢が生まれたり、戦わずにトラブルを治めることも出来たりする。
 聖人君子を目指すか非常な軍人に徹するか、正解の無い進行がプレイヤーの心理さえ映し出してしまうのだ。
 さらに広大な銀河に散りばめられたサブクエストは、まさに星の数(というのは大げさだが)。そのきっかけになるキャラも、自分から話しかけてきたりするのでわかりやすい。

 強いて欠点を列挙するなら、頻繁に使う場所への移動手段が乏しいことや、武器が不必要に多く見つかりすぎて、アイテム所持制限を圧迫してしまったり、アイテム売買が些かわかりづらいことくらいだろうか。
 しかしながらそれを補って余りある、設定とストーリーの奥深さは圧巻の一言。
 すべての種族、事象、アイテムにはきちんとした裏打ちがあり、それを読むだけでも小説1冊分の量はあるだろう。

 無限の宇宙と地球に似た社会制度を舞台に展開される、時空を越えた神話的な物語。
 スターウォーズやスタートレックの、見たことあるような未知の存在感に惚れた方ならば、きっとご満足いただけるはずだ。
 
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