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雑感・バイオハザード5

2009/03/15 10:26 Category:ソフトレビュー
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ドソンがファミコン時代に発売した名作シューティング「スターソルジャー」をリメイクする際、高橋名人こと高橋利幸氏が試作段階のゲームをプレイして言った。
「これはスターソルジャーじゃない」
 名人が不満を感じたのは、あまりにも多い敵の弾の出方だった。
 今でこそ「弾幕シューティング」というジャンルが確立されているが、当然当時のファミコンにそんなゲームは無かった。開発陣は答える。
「でも今のシューティングはみんなこれなんです」
「それはわかる、そういうゲームを作りたいなら作ればいい。でもそれならそのゲームにスターソルジャーという名前を使わないでほしい。仕様を変えるか名前を変えるかしてほしい」
 結局名人の意見が尊重され、昔ながらの打ち込み系シューティングとしてリメイクされた。
 流行よりも大事なものがある。名は体なのだということを、ゲームの黎明を支えた男が、若手に体を張って伝えようとしたのかもしれない。

 他社の話から始まってしまって恐縮だが、サバイバルホラーというジャンルを確立したカプコンの看板タイトル「バイオハザード」の最新作がリリースされた。4から導入されたTPSポジションはそのままに、グラフィックの進化や二人組みでの協力進行、オンラインを介してのCo-opプレイモードなどの新要素を加えての登場である。


 アンブレラ壊滅後、ウィルス兵器や生物兵器が世界中へ逸散。人々はバイオテロの発生と、自分たちの街が第二のラクーンシティと化すことを恐れた。
 責任を問われた製薬企業連盟は、特殊部隊「B.S.A.A.」を組織。世界中で起こるバイオテロ紛争の鎮圧に当たらせた。
 アフリカ、キジュジュ自治区にやってきた一人の男。彼もまた、アンブレラとウィルス兵器に運命を翻弄された一人である。
「この世界は、命を賭けて守る価値があるのか」
 自問を繰り返しながら、男は再び戦場…否、地獄へと足を踏み入れる。
 男の名は、クリス・レッドフィールド。


 まず特筆すべきは、ついにここまで来たかと言わせしめるに十分な映像表現であろう。
 人物や衣装、装備や小道具の描きこみはもとより、日向から日陰へ入った瞬間の、目が慣れずに一瞬真っ暗になる感覚や、埃や日差しが作る空気の密度まで見えるような表現力は、それだけでもこのソフトを買う価値がある。
 加えて今回は、 AIが操作するパートナーキャラと二人三脚での進行となる。武器弾薬の共用や回復アイテムの交換など、パートナーに何を持たせるかも肝になってくる。
 そして忘れてならないのが、オンラインを介して協力してゲームを進めることができるCo-opモードの実装だ。
 従来オンラインでのプレイといえば、プレイヤーが敵味方に分かれて戦うものが一般的であった。しかし近年、海外タイトルを中心に全員が味方になって敵を倒すスタイルが増加。カプコンが放った「モンスターハンター」でその流れは一気に主流と比肩し、オンラインのトレンドになりつつあるといっても過言ではない。
 バイオも今回からいよいよいそのスタイルを取り入れ、新しいスタイルのサバイバルホラー提唱する。

 シリーズとの違いも多い今作だが、その根底に流れる「らしさ」は抜けてはいない。
 少なすぎるんじゃないのと言われそうなアイテム所持数、武器の改造とアイテム換金、建物のように巨大クリーチャー、進めれば進めるほど見えてくる陰謀、それらすべてが演出する「生き延びる」という手応え…。
 しかし私が一番「らしさ」を感じたのは、銃を撃つのに必ず止まる必要があることだ。FPSに慣れ親しんだ身には少々きついが、バイオシリーズを通してこだわってきた点なのだろう。敵に襲われる危険を冒しながら攻撃する、サバイバルホラーの醍醐味がこの一点にあるのかもしれない。


 古い言い回しだが、商いとは「飽きない」に通じるもの。即ち客に飽きられては商いにはならないのだ。
 シリーズを重ねるごとに進化変化を重ねて客の飽きを駆逐しつつ、名は体であるが故、らしさを失うことなくシリーズファンの期待にも応えなくてはならぬ。無限の同心円を描いていくような作業かもしれない。
 5つ目のナンバリングタイトルとなった本作。バイオらしい、いい商いが出来ている。
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