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注文の多いゲーム機

2009/03/12 21:36 Category:技術、ハード
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人の男が山奥で狩りをしていると、一軒の料理屋を見つける。
 怪しいと感じながら空腹に押されてその扉をくぐると「当店は注文の多い料理店です」と書かれたドアがあった。
 そこから先もいくつか部屋があり、靴の泥を落とせだの金属類を外せだのクリームを塗れだのと書かれている。二人は「きっと高級な店だから必要なことなんだ」と解釈し、律儀にそれらに従っていたが、やがておかしなことに気づく。
 懐かしい方もおられよう。宮沢賢治の名作童話「注文の多い料理店」である。

 こんな話を思い出したのは、昨年11月にNXEが配信された時だった。
 私はLIVEのアカウントを持っていたので、アバターを作るくらいで手間は済んだ。だがこれからLIVEをはじめようという人は、本体の結線に始まりゲーマータグの取得からメンバーシップの登録やら、必要な手続きが数珠繋ぎになっているだろう。
 ゲーム一つプレイするのにえらく手間隙が必要になったものだと、時代の流れを感じずにいられなかった。

 無論これらはオンラインでのプレイに必要な手続きであり、すべての本体に強要されるものではない。
 だがオフラインのみでプレイするとなった場合、本体の更新がされないなどのデメリットも生じ、他のユーザーとの格差も生まれる。
 家庭用ゲームでのオンラインプレイを使いやすくするという意味では、XboxLIVEには百日の長があると思う。しかしNXE配信後、アバターをせっせとい作っていて、私はふと空虚なものを感じてしまった。
「これはゲームを楽しむ上で、絶対的に必要な作業なのだろうか?」
 オンラインの楽しさを「付加」する作業を「強要」されているような感覚に、一瞬手が止まった。

 そう考えたとき、巷に広まるゲーム機の基本機能の多くに猜疑のような思いが生まれてしまった。
 私自身はそういったものに慣れ親しんでいるので、オンラインの機能や手続きに煩雑さは感じない。
 しかし、もし今ゲームにあまり詳しくない人がいて、その人にネットワーク設定やアカウント登録の手順を、煩雑さを感じさせずに伝えられるだろうか。またそれらを「必要なことだ」と、はっきり言えるだろうか。

 料理店の奥には猫の怪物が二人を食べようと待ち構えていた。
 手続きの多いゲームの先に何があるのか。それがわかれば客も喜んで付き合ってくれるのだろうが、そこはきちんと周知徹底されているのだろうか。
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