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煩悩百八つ、娯楽は無限大

2008/12/31 09:50 Category:日記、雑記
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が耳を澄ますと、表から小さな音がする。
「お?サラサラしてやがるぜ?雪でも降ってんのか?」
 かみさんは微笑みながら返す。
「雪じゃないよ。お隣が門松立てたのさ。その葉っぱがね、風に揺れてるんだよ」

 先日お話した名作落語「芝浜」の山場。三年後の大晦日の夕餉の場面である。
 この件で冬の晩のしんとした情景をいかに表現するかが、噺家の腕の見せ所らしい。雪の降り積もる音さえ障子越しに聞こえる静寂も、今は昔となった。

 街が西洋一色に染まるクリスマスから、和風一辺となる暮れ正月の変遷を見るたび、日本人の寛容さというか節操のなさというか、文化の坩堝を見るような思いがする。
 古くは遠く平安の昔から、シルクロードの終着地として洋の東西織り交ざった文化が流れてきた国ではある。資源の乏しいわが国で、他国との外交なくして生活は成り立たず、自然と文化の流入も盛んになっていったのだろう。

 他国からの情報も瞬時に入ってくる時代。自国の独裁を維持せんと頑なに情報の往来を拒む国があり、国威を賭けた祭典で張りぼての様な演出にいそしむ国があり、かと思えば児戯に等しい手段で消費者を欺く会社が後を絶たないわが国もあり。
 進歩するのは技術ばかりで、人間のほうはさほど進歩していないようだ。

 ふと思い出す。数年前、Xboxのイベントを学園祭で行った際、いつの間にか案内役のようなことをしていた私は、来場された妙齢のご婦人にXboxLIVEの簡単な解説をした。
 ご婦人は、それまでゲームといえば閉塞的で孤独な遊びというイメージをお持ちであったようで、世界中の人と遊べるというシステムに大変感動されていた。
 ただ一人ではあるが、技術の進歩が人間の価値観を変えた瞬間を見たようで嬉しかった。

 窓の外の雪の音は遠くなり、海の向こうの仲間の笑い声が近くなる。そんな年の瀬も、悪くない。


 皆様、良いお年を。
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