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雑感・Fallout3

2008/12/22 23:14 Category:ソフトレビュー
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fo3
インシュタインが語った有名な言葉がある。
「第三次世界大戦は地球に壊滅的な打撃をもたらす。第四次世界大戦の主力兵器は石になるだろう」
 この作品で描かれるのは、まさに彼が予見した世界である。
 驚異的自由度と膨大なテキストで、コアゲーマーの熱狂的支持を得た「オブリビオン」を世に送り出したベセスダソフトウェア社が、そのシステムを周到しつつ、舞台を空想の中世から核戦争後の未来へと変え、再びコアゲーマーの睡眠不足を誘発する。

 舞台は核の荒野と化した架空のアメリカ。各地に点在する都市型シェルター「ヴォルト」の一つ「101」で生まれた主人公は、高度に統制管理されたシェルター内で、父と二人で一応の幸せを享受していた。
 しかしそんな日常が、父の失踪によって瓦解する。父は何処へ?何故自分を置いて…!?
 あなたは父を追い、安寧と混沌を隔てるヴォルトの重い扉を潜る。

 オブリビオンとは違い銃がメインであるため、一見FPSのようではあるが、中身は純然たるRPG。装備を整え敵を倒して経験値を稼ぎ、物語を進めていくのが主体である。
 無論成長システムはオブリビオンに比肩するほど自在。さらに主人公の育成度によって変わる柔軟なストーリーは当代無二の多様さを持っており、一回のプレイでそれら全てを見ることは到底不可能だろう。
 ビジュアル面では、50'sの古きよきアメリカンテイストのデザインが随所に見られ、未来でありながら未来になりきれない世界観を描き出している。

 無数に用意されたクエストと選択肢によって、このゲームは生きた世界のような憎たらしいほどの柔軟さを得ている。
 何が憎たらしいかって、善行を積んでパラディンと呼ばれるまでになっても、会話の選択肢に唾棄するような台詞が依然含まれており、これがちょっと選んでみたくなるもんだから憎たらしい。
 人を堕落させる要素はそこかしこに転がっているという人生訓か。お節介だが奥深いゲームである。

 決められたクリアルートはない。エンディングに繋がる最後の選択肢すらプレイヤーに委ねられる。
 これはシナリオをなぞるのではなく、荒廃と無秩序が支配するキャンバスの上に、物語を創るゲームなのだ。
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