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年の瀬や 懐寒きこと一寸

2008/12/13 16:48 Category:日記、雑記
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屋の勝はぐうたらで酒飲みでろくに働きもしない男。
 ある日かみさんにたたき起こされ、渋々朝早い芝浜の魚河岸へ行くが誰もいない。仕方無しに煙管をふかしていると、ぽつりと落ちた財布を見つける。中には目を剥くほどの大金が入っていた。
 財布を懐に入れ長屋の自宅へ飛んで帰った勝は、かみさんにツケで酒を買ってこいと言って、長屋の仲間を呼んで飲めや歌えの大騒ぎに興じる。
 翌朝二日酔いの勝にかみさんは、こんなに飲んで支払いはどうするのかと詰めよる。勝は得意顔で昨日拾ってきた財布があると言うが、かみさんはそんなものは知らない、夢でも見たのだという。勝は血相を変えて家中を探すが、財布は本当にない…。

 名作落語と名高い「芝浜」の一節である。
 寄席では年の瀬が近くなると、よくこの噺がかかるという。何かと出費の多い暮れに、夢とは言え景気の良い話は有り難い。

 360ユーザーの諸兄にあっては、この年末はより取り見取りのソフトラインナップに、財布の紐も緩まされっぱなしであろう。
 いや、あるいはかみさんに「夢でも見てろ」と財布を取り上げられているだろうか。
 発売以来最高の盛り上がりを見せた、08年商戦の締めに相応しいタイトルが並んでいる。来年を占う意味でも重要な商戦期。旗色は悪くあるまい。

 勝は財布を夢だったと諦め、これ以上かみさんに迷惑はかけまいと心を入れ替え、酒も断ち、仕事に打ち込むと決意する。
 やがて天秤売りから立派な店を構えるまでに成長した三年後の大晦日、夕餉の席でかみさんは勝に財布を差し出す。芝浜で拾ったあの財布だった。
 三年前、勝の拾った財布にあまりの大金が入っていて驚いたかみさんは、長屋の大家と相談し、財布をお役所に届けてもらい、勝には財布など酒に酔って見た夢だったのだということにした。
 そして三年経っても持ち主が現れなかったため、財布は下げ渡しとなったのだ。
 勝はかみさんを咎めることなく、むしろ改心のきっかけになったと感謝する。
 かみさんは今日くらいは断っていた酒を飲みなよとすすめる。勝は戸惑いながら怖ず怖ずと盃を口に近づけ……
「いやよそう、また夢になるといけねぇ」


 諸兄、年の瀬に見る夢は、お決まりだろうか。
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