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雑感・SHORT PEACE 月極蘭子のいちばん長い日

2014/01/26 19:06 Category:ソフトレビュー
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価の難しいゲームだなぁ、というのが率直な感想である。

 ジャパニメーションを生んだ男、大友克洋はじめ4人の監督らが世界に挑むべく完成させた、短編アニメ集『SHORT PEACE』
 劇場公開から半年、その「5番目の作品」と銘打ってリリースされたのは、須田剛一率いるグラスホッパーマニファクチュアから生み出された、ゲームであった。

 月極蘭子。普段は至って普通の女子高生に過ぎない彼女は、日本の駐車場シェアNo.1を誇る月極駐車場の元締め、月極財閥の令嬢なのだ。
 昼は制服、夜は純白のドレスに身を包み、ヴァイオリン型の武器を奏でる暗殺者となる彼女の目的はひとつ。母親を殺した「あの男」を殺すこと。
 だがその目的は、とんでもねー連中によって阻まれようとしていた……?

 基本となるのは、横スクロールの疾走アクション。ワンウェイタイプで起伏は多くない。
 システムの肝となるのが、敵を倒した際に出るエフェクト。これが飛び道具として機能し、敵にヒットするとさらなるエフェクトが発生し、連鎖攻撃を発生させる。
 では敢えて突っ立ったままで、敵が集まるのを待てばいいかといえばさにあらず。後方から追いかけてくる回避不能の敵に食われてゲームオーバーとなってしまう。
 途中シューティングステージに変わったり、なぜかドット絵のプロレスゲームになったりもするが、大部分を占めるのはこのアクションである。

 さてここで、このゲームを楽しみにされている諸兄に、誤解を恐れず言っておきたいことがある。本作はゲームとして、相当薄い作りをしている。
 もとい。据置き機向けのアクションゲームとしては、と言い換えておく。
 操作方法、ステージデザイン、攻撃手段、ステージ数、プレイ時間、おまけ要素、それらが醸し出す全体のボリューム。どれにおいても、PS3向けのパッケージタイトルとしては薄いと言わざるを得ない。
 しかし本作が駄作かと問われれば、そうとは言えない。冒頭に評価が難しいと断りを入れた理由はそこだ。本作を「何として」評価するかなのだ。

 このゲーム、ブルーレイディスク1枚の構成であるが、ゲームのほかに、映画「SHORT PEACE」の本編映像が収録されている。現在ゲーム単体での販売はされていない。何故か?
 推察は容易である。このゲームがあくまで短編集『SHORT PEACE』の中の一本であるというメッセージなのだ。
 そうして見ると、プレイ時間の短さは短編とするに丁度よく、敵を倒した際に散るエフェクトのデザインや、幕間に挟まるデモシーンの演出センスなどは、娯楽作、映像作としての完成を意識したものだと感じることが出来る。
 そう、これは『SHOAT PEACE』の五番目の作品なのだ。

 と、素直に満足できない人もきっといるだろう。ゲームはゲームとして満足させよ、という人もいるに違いない。事実私自身、エンディングがはじまった瞬間、頭上にどでかい?マークが浮かんだことを白状する。
 故に繰り返すが、評価が難しいのだ。単体のゲームとしては、アーケードゲームや配信専用タイトル並みに(あるいはもっと?)軽量であるが、短編集の1本としては、主張が過ぎず丁度いい一本なのだ。

 PS3でのみ体感できる、五本目のショートピース。私はあくまで能動的短編映像作品として評価を下させて頂く。
 快作(怪作?)である。
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