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雑感・SHORT PEACE

2013/07/21 11:45 Category:日記、雑記
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CGなどない時代、分厚いストーリーと神業的描き込みで、読者から週刊連載を不安視されたという逸話を持つ漫画家がいた。
 彼はその漫画を、自ら15万枚のセル画を以って映画化し、日本のみならず世界の耳目を独占。ジャパニメーションという言葉を生んだ。
 あれから四半世紀。男は再びアニメで世界に討って出る。あの時と同じ、日本を舞台にしたアニメで…。

 大友克洋と3人の監督達が競演する短編アニメ集。テーマは「日本」
 半世紀近い歴史と世界最大級の規模を誇る、アヌシー国際アニメーション映画祭への出展を視野に企画。映像的完成度はもとより、娯楽作である事にも拘った、当代ジャパニメーションの尖鋭を体感する事が出来る。
 ある男が出会う、あるモノたちの物語り「九十九」
 強大な熊と凶悪な鬼の、むき出しの闘いを描いた「GAMBO」
 大友筆による30年前の傑作短編漫画を、現代技術で映像化した「武器よさらば」
 大友自らがメガホンを取り生み出された、美しく苛烈な和のアニメ「火要鎮」
 そしてこれらの「世界」への扉として作られたオープニングアニメを加え、全五編の構成になっている。

 各作品を解説していくと、それだけで箆棒に長くなってしまうのでまとめて語らせていただくが、劇場で見ることを強く強くお勧めしたい。
 確かに近年、民生用の映像機器も格段に性能が上がり、大画面TVも決して夢ではなくなった。だがこの映画の精緻な描きこみと音楽によって醸しだされる匂い。短編作品独特の読後に鼻の奥に残る微かな教訓。この感覚を胸の奥まで味わうには、劇場の暗い箱の中で、視界ギリギリの前方の席で見て欲しいのだ。
 そのために1800円を支払う価値は十分にある。
 個人的には、出演者を本職声優で固めた点も評価したい。(OPアニメの春名風花は声優の卵としておこう。卵にしてはえらい好演だったが)

 CGなど使って当たり前の現代。刺激的な映像はもはや世に氾濫してしまった。
 映像作品に、どう描くかという事以上に、何を描くかが強く求められている…否、求められなくてはならない時代。製作者の想像を遍く映し出せてしまうアニメーションという技は、これからこの国においてどう変化し、今どう在るのか。
 アニメファンならばその答えを見るために、ジャパニメーションの旗手たちの夢に逢いましょう。
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