a-360

ゲーム論説ブログ

スポンサーサイト

--/--/-- --:-- Category:スポンサー広告
TB(-) | CM(-)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

書評・僕が愛したMEMEたち

2013/03/18 18:43 Category:日記、雑記
TB(0) | CM(0)

部みゆきは著書の中で語った。読書は睡眠に似ている、と。
 五感を限りなく閉ざし、本の中に描かれた非現実の世界を旅するそれは、なるほど夢を見る行為に似てなくもない。
 活字離れ縦書き離れと騒がれる昨今。人はもう夢を見る余裕すら失ってしまったのだろうか?

 小島秀夫については、このブログをご覧の方には説明不要であろう。
 氏はゲームのみならず、いわゆる「作品」と呼べるものに対する造詣の深さと広さも有名だ。ツイッターのプロフィールで、肉体組成の七割を占めると豪語する映画はもとより、こと洋楽を中心とした音楽。そして小学五年生から毎日本屋に通う読書家…否、本がないと生きて行けないと語る読書狂でもある。
 本書は、本の雑誌『ダ・ヴィンチ』に連載されていた、氏の本に関するコラムを中心に、氏の出会った映画や音楽の記事、そして作家たちとの対談記事をまとめた一冊である。

 とにかく驚かされるのが、氏の尋常ならざる読書量と読み込みの深さ。そしてその長所を抜き出し、未読者の楽しみを奪うことなく興味を持たせる筆致である。彦●呂も尻込みする本のグルメレポーターぶりだ。
 とにかく一本読んでみて欲しい。紙面の向こうから小島秀夫が、身振り手振りを交えながら、口角泡を飛ばし目を血走らせ、自らの愛する一冊と、その物語の底に沈められたメッセージを我々に伝えようとしている様が、自ずと浮かび上がってくるはずだ。
 その熱は本の紹介にとどまらない。映画やアニメ、音楽はもとより、淀川長治氏にまで筆は及ぶ。とくに氏が「完全な映画」と崇拝する『2001年宇宙の旅』の記事に至っては、まるで無二の宗教と出合ったかのような氏の感動を共有できる。

 何を隠そう、私も当時この連載を読んで興味を持ち、何冊か読んだ事がある。そして読後改めて記事を読むと、その本について私が言いたい事を、十全伝えている記事に驚かされるのだ。
 そして改めて思う。人は活字離れを起しているのではない。食わず嫌いをしているだけなのだ。
 一冊の本を読む。その向こうに何があるのか、その途中に何が見えるのか。それをきちんと教え、一度でも経験させることが出来れば、きっと食わず嫌いは直るだろう。

 電車の中の三十分、お風呂の中の十五分、布団の中で二十分。どんなに忙しくても、読書の時間くらいは作れるものだ。
 上質な本…否、上質な睡眠は健康的な生活の礎にもなる。そんな読書時間を送るための最高の夢を並べた一冊である。
 これは正に、夢の宝石箱やー!
スポンサーサイト

コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
この記事のトラックバック URL

プロフィール

ATUSI

Author:ATUSI
ツイッター・@ATUSIBOX
 






原稿依頼やお問い合わせは
[V]←こちらをクリックして
お送りください

無料アクセス解析

>


検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。