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提言・親こそゲームを知るべし

2012/04/05 21:02 Category:日記、雑記
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社の先輩の奥さんは、子供がDSで遊んだ後、極力遠くを見させるよう心がけているという。
 効果の程は定かではないが、わが子を思いやる気持ちには違いあるまい。同様にゲームとの付き合い方に、独自のルールを定めているご家庭も、少なくないのではなかろうか。
 ゲーム脳などという言葉がマスコミに持て囃されて以降、任天堂をはじめ各社、子供や保護者に対する健康面のアピールが盛んになっているように思う。こと人体で屈指の繊細さと重要性を持つ「目」を使うメディアである以上、健康への影響というのは否応なく取り沙汰される。
 と、ここで私はふと疑問を覚えた。ゲームファンや児童に対するゲーム情報の媒体は多々あるが、その保護者の人はどこからゲームの知識を得ているのだろう?

 今の小中学生の親は、いわゆるファミコンブームを経験した人たちである。好む好まざるに依らず、ゲームという風土に接してきた世代だ。故にその多くは、ゲームというものがいかなるメディアで、いかなる作用と副作用を持っているか、感覚的に知っている。
 だが同時に、ゲームを卒業してしまった人も少なくない世代だ。日進月歩のゲーム業界に在って、長い間ゲームから遠ざかったことによる情報の不足や齟齬は少なくなるまい。
 そんな世代が人の親になり、自分の子供がゲームの虜になったとして、さてその経験や感覚だけで、今の子供と今のゲームを付き合わせてしまって良いのだろうか?

 ゲームは様変わりした。一番如実な例がオンラインの台頭である。かつでゲームハードはスタンドアロンであることが当たり前で、対人対戦と言えば、誰かの家でひとつの画面上で戦うものであり、通信対戦といえば携帯機同士を有線で結ぶのが精々だった。
 今やゲームがネットに繋がることなど当たり前。オンライン対戦で地球の裏側にいる人と遊ぶこともでき、携帯機でのワイヤレス通信対戦も、珍しくなくなってしまった。
 それがゲームと言う遊戯の特性以外に、どんな変化を意味するのか。それを知り、理解したうえで、子供にゲーム機を買い与えている保護者は、さて多数派と言えるのだろうか?

 以前、エンターブレイン主筆の加藤克明氏がインタビューで答えてくれた。

「いまだにPTAのセミナーみたいなものだと、ゲームを叩くような内容のものがなくなってはいないです。かなり減ってる。むしろゲームとどう付き合うかとか、親や地域も子供をどう育てるかというのを探していて、前向きなイベントもあるような感触は持ちますね」(原文はこちら
 
 ゲームが教育の敵なのか味方なのか、今一つ判然としていない人もまだ多いようだ。
 そんな人々にひとつの筋道を示すことも、ゲームを知りゲームを広める、ゲームメディアのこれからの命題のひとつではないだろうか?
 エンターブレイン社は、過去そうした親へむけた雑誌を刊行したことがあるが、営業的には振るわなかったらしい。親としてのゲームの付き合い方を独立した形態で販売には、まだ早かったのかもしれない。
 だがそろそろ、そういう試みが本格化してもいいと思う。少子化は子供一人にかける金額を上げているという。ゲームにとってもチャンスになり得るはずだ。
 まずは現行の子供向けの誌面に、保護者向けのページを数項付随させたり、小冊子として付録するなどの形が望ましいだろう。案外ああいうページは読まれているし、子供も親に見せたがるものだ。
 内容にすべきことはいくらでもある。ゲームが子供に与える医学的社会学的影響とその副作用。それを回避、抑制するイロハ。現在のゲーム業界のおよその版図などでもいい。
 弁解の記事になってもいけないし、結論を押し付けてもいけない。子供とゲームをどう付き合わせるかを、最終的に決するのは親であり、ゲームメディアはそのヒントに徹するべきだ。

 子供にゲームを買い与えるのは親だ。ゲームに対する親の誤解を解き理解を得られれば、業界にとっても好作用がうまれるのではないだろうか?
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会社の先輩の奥さんは、子供がDSで遊んだ後、極力遠くを見させるよう心がけているという。 効果の程は定かではないが、わが子を思いやる気持ちには違いあるまい。同様にゲームとの付き合い方に、独自のルールを定めているご家庭も、少なくないのではなかろうか。 ゲーム...
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