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映画『ドットハック セカイの向こうに』を見てきた。

2012/01/23 19:37 Category:日記、雑記
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ずぶっちゃけてしまうと、私は.hackシリーズを全くプレーしたことがない。なぜかと問われると困るのだが、ただの食わず嫌いかもしれない。
 故にこの映画も、監督である松山洋と、脚本を手がけた伊藤和典という両名への興味がなければ、恐らく劇場に足を運ばなかったかもしれない。
 だから私は、この映画を.hackシリーズの一片としてではなく、限りなく独立した作品として見る事にした。

 西暦2024年。と書けば、昔のSF作品であれば宇宙戦争の一つも始まりそうなものだが、実際は学校のテストがタブレット端末に表示されるようになったこと以外は、今とあまり変わりない日常が続いていた。
 運河の町、福岡県柳川市に暮らす中学生、有城そら。勉学に勤しむでもなく、部活に打ち込むでもなく、流行のオンラインゲーム『The World』にはまるでもなく、どこかふわふわしたような日々を送っている。
 ある日、そらは軽い気持ちでThe Worldの体験版をプレーする。眼前に広がる、細密に組まれた世界に感動するそら。それは正に、もうひとつのセカイだった。
 だがこの時、既に奇跡は起こっていたのである。人はおろか、彼女すら見ることの出来ない、セカイの向こうで…。

 全編CGアニメーションによって作られた3D上映作品。と書けば、映画ファンには最近食傷気味のジャンルに聞こえるかもしれない。だがこの作品は、どちらかといえば3D…いやCGでさえ、脚本を語るためのおまけのように感じる。
 無論ゲームシーンはCGが主役に立っているが、日常のシーンはがらりとタッチが変わり、エアブラシで描いたような場面が続き、押し付けがましいカメラワークも、現実離れしたアイテムも登場しない。ともすれば、実写で作ることも出来るのではないかと思うほどだ。
 だがその分、キャラの心の動きまで見せてくれるCGの出来栄えに目を奪われる。さすがCC2社が初めて(!)モーションキャプチャーに挑んだだけの事はあるようだ。

 ストーリーは、現実世界を主体に描かれている。事件の中核はもちろんゲームにあるが、その影響が現実を浸食するという図式。
 これはゲームと異なり、映画という受動的なメディアで描く上での配慮であると同時に、物語の肝がデジタルハザードではなく、十代の心の揺れのようなものにあるからだろう。
 現在と地続きの未来。若者の心の漣。小さなヒューマニズム。伊藤脚本の決算を、映像と音楽でくっきりと彫り出すことに成功している。

 アニメだからとか3Dだからと食わず嫌いしている諸氏。ともあれ一度足を運んではいかがだろうか。
 そんなアニメも3Dメガネ越しにみれば、なるほど食べやすい映画になるようだ。
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