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25年のきまりごと

2011/07/09 19:46 Category:日記、雑記
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1986年。
 今年ラストミッションを迎えるスペースシャトルシリーズの一機『チャレンジャー』が悲惨な事故を起こし、贅沢品の域を脱し切れなかったカメラを一気に一人一台のアイテムにした『写ルンです』が発売され、今なお世界の世論を二分する原発の最大規模の事故がチェルノブイリで起き、今なお愛される国産RPGの代名詞となる『ドラゴンクエスト』が発売されたこの年。
 ASCII社から刊行されていたパソコン誌『L ogin』の1コーナーであったファミコン専門記事『ファミコン通信』が独立して創刊。
 その後四半世紀にわたって、ゲーム業界を情報という面でリードし続ける、ゲーム情報誌の代名詞となることなど、初代編集長小島ファミ隆はじめ編集部員達は予測していだだろうか。

 週刊ファミ通が創刊25周年を迎えた。今週号はその歴史を華々しく振り返る特集記事が組まれている。
 それともう一つ、実に「らしい」付録をつけるなぁと感じ入ったものがある。表紙に『バカ通』と大書された別冊付録だ。
 過去ファミ通を飾った、いわゆるゲームとはあんまり関係ないネタ記事や、ゲームをテーマにしつつ、まるでゲームの役に立ちそうもない企画の数々をまとめた、生きる上でもゲームを楽しむ上でも微塵も用を成さないような小冊子である。
 しかしてこの本には、ファミ通が群雄割拠するゲーム誌戦争の中にあって、常に一線を画した存在であり続けられた秘密が詰まっている。

 高度成長からバブルへと雪崩れ込んだ時代。インドアカルチャーの世界に燦然と輝く足跡を残したファミコン。
 その時代の高揚感そのままに、ファミ通はゲーム情報のみならず、楽しむことそのものにフィーチャーした企画を多数立ち上げてきた。
 一見なぜゲーム誌が?と思うような企画も、ファミ通はやってきた。他誌なら通らないであろう企画も通ったという。だがそれらはすべて、どこかでゲームと繋がっており、ゲームの本質に全く予想だにしないような方向からアプローチしたものだった。
 時代が変わり、世間が失速するように低迷していく中にあっても、ファミ通はその方針をぶれさせはしなかった。
 一見突飛な企画も、シュールなコピーも、すべては創刊当時から指し続けた、不変の羅針盤に従ってきたもの。そしてそれに呼応する読者も、確実に増えていた。

 バカ通の中に、黒塗りになっている写真や記事が実に多く目に付く。時代のせいと一笑に付すには、あまりに酷い。
 この一角にも、編集者の思いが詰め込まれていたはずだ。それを塗りつぶすような世間を作り上げてまで、現代人は何を求めているというのだろう。それに見合った時代が、今目の前に広がっているのだろうか?
 黒塗りの必要がなかった時代のほうが、生き生きとしていた気がするのは、ただの懐古趣味だろうか?

 ファミ通創刊からさらに遡ること十年。井上陽水は歌った。

 ―楽しいことなら何でもやりたい。
  ―笑える場所ならどこへでも行く。

 人としての欲望に実直であれ。
 しかしてそれを得るための覚悟を怠るなかれ。
 楽しむことは罪ではない。
 対価を払おうとしないことが愚かなのだ。
 …という解釈は行きすぎだろうか?

 四半世紀という節目を迎えたゲーム誌の重鎮。
 時に真面目に、しかしておバカに、業界と我々のため、粉骨砕身楽しんでほしいと願う。

 これからも、ゲーム誌はファミ通でウッドボール、なのだ。
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