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X of X (1) 未知なる箱

2011/03/22 12:23 Category:X of X
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西暦2000年。
『すべてのゲームはここに集まる』
 AV機器の雄、SONYが放った家庭用ゲーム機『プレイステーション』は、そのキャッチコピーに恥じぬ躍進を見せ、ハード戦争に踊る幾多のメーカーを物ともせず、家庭用TVゲームの王位に鎮座していた。
 3月4日。SCEは勢いそのままに、後継機『プレイステーション2』をリリース。デスクトップPCを凌駕する演算速度と、DVDプレーヤとしても使える汎用性を売りに、ゲーム業界での地位を確固たる物にしようとしていた。
 その華々しい船出から6日後。都内で開催された発表会に於いて、新たなゲーム機の誕生が知らされた。送り出すのは、PC用OSで不動の地位を築き、ソフトウェア界の巨人と呼ばれる企業、マイクロソフトである。

 600MhzのCPU、8億ポリゴン/秒を叩き出すGPU.、64MBのRAM、100Mbpsイーサネットポート、コンシューマハード初となるHDDの内蔵…。
 世界最大のPCソフトウェアメーカーが、TVゲームハードを作る。それだけで世間の関心は、否応なく高まった。
 当初、ゲーム機本体の開発はPCメーカーに依頼するのではないかという噂があったように、MSとハードウェアという組み合わせは、それほどミスマッチに映ったに違いない。
 だが実際MSは、鼻息も荒くこの事業に取り組もうとしていたし、多くのソフトメーカーがこれを支持。日米同時期の発売を目指し、翌月には日本での専門事業部を立ち上げた。

 時あたかも20世紀末。長い不況がいよいよ本格化し、ゲーム業界においても、老舗人気メーカーの没落が多く聞かれるようになった時代。
 3D戦争と呼ばれた第三次ハード戦争が、SCEの独走を以って終わりを迎えつつある中。恐れを知らぬソフトウェアの巨人は、PCで培ったノウハウを注ぎ、激動のゲーム市場への殴り込みを高らかに宣言したのである。
 しかし同日、ある海外の開発者はこうコメントしている。
「マイクロソフトは、苦戦をするだろう」

 この言葉に象徴されるように、Xboxは発売前からネガティブイメージに晒される。
 2001年8月27日。北米発売まで3ヶ月をきった矢先、MSは「北米と同時期」としていた国内での発売日を、2002年2月22日に延期することを発表。年末商戦から完全に切り離された。
 またゲームファンの間でも、価格とラインナップの薄さから様子見的な風潮が先行。ロンチに『Dead or Alive 3』をはじめ13タイトルを揃えたものの、最大の期待作『HALO』が揃わないなど、波乱の船出を余儀なくされるのである。

(続)
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