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書ける奴は書く

2011/03/18 12:58 Category:日記、雑記
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神淡路大震災の直後、大阪のある民放TV局が、何本かのバラエティ番組を通常通り放送した。関西はおろか、東京のキイ局でさえ引切り無しに震災のニュースを流し続けている中である。
 当然のように抗議電話が殺到した。が、電話をかけてきたのは皆、被災地以外の地域の人だったという。被災地は電話をかけられないから当然と思うのは早計。現地で取材をしていたその局のスタッフは、むしろお礼を言われたという。
「久しぶりに笑ったよ。ありがとう」
 被災地の内と外の差異を物語って余りあるエピソードではないだろうか。今被災者が欲しているものを悟り、非難覚悟でそれを届けたTV局の英断に感服する。
 被災された方はかわいそうで、慎ましく見守ってあげなければならないというのは、案外被災していない者の思い込みなのかも知れない。

 東北地方太平洋沖地震は、きょうで発生から一週間。被害の全容はいまだ把握しきれず、被災地の物資不足や原発など、進行中の不安も依然多いままだ。
 しかし同時に、支援の動きも活発化している。我らがゲーム業界でも、メーカーが自主的に支援を行ったり、ゲームの売り上げの一部を義援金として送るなどの試みが多く始まっている。
 こんなときにゲームなんて、と思う方もいるだろう。その気持ちはわかる。だがさて、被災された方々は、無事であった人々が自分達と同じように、不自由で辛い生活を送ることを望むだろうか?

 歌手の松山千春氏が言った「知恵のある奴は知恵を出せ。力のある奴は力を出。金のある奴は金を出せ。何にもない奴は元気を出せ」という文言は、けだし至言だと思う。
 皆が皆、被災地や被災者のために何か出来るわけではない。支援者を動かすエネルギーや食料も必要だし、その人が普段携わる業務に影響が出ては、思わぬ副作用がでかねない。そして個々の能力にも限界がある。
 普段の生活が営める人は、普段の生活をする。結果資源の過剰な浪費が防がれ、被災地へ物資も行き渡りやすくなる。
 ゲームに社会的貢献力があるかと問われれば返答に窮するではないが、娯楽は精神衛生上有効な浄化手段であることは、誰もが認める所であろう。

 社会は大きな輪を形作っている。一箇所が傷ついたなら、そこを治すためのエネルギーを、他の部位が賄って送り届けなければならない。
 しっかり食べること、暖かくして眠ること、懸命に働くこと、真摯に学ぶこと。
 それらはすべて普通のことであり、普通に社会を循環させ、ゆっくりとではあるが、確実に傷ついた部位を治癒していく。
 普段の生活を営むことがいかに難しく尊いことであるか、この数日間身に沁みている方も多かろう。だからこそ食べられる人は食べ、寝られる人は寝て、遊べる人は遊び、働ける人は働かなくてはならないのではないだろうか。

 原発がとまり、新しい発電所の建設も難しい。現代の血液たる電力が乏しい今、復興は長期戦になるだろう。
 だが幾度となく危機的状況を掻い潜り、復興を成し遂げてきた国である。この災害も、いつか乗り越えてくれると信じている。
 すべての笑える人が笑える、普通の生活のため。さぁ、ゲームでもするか。
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