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雑感・FABLE III

2010/11/09 15:20 Category:ソフトレビュー
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FABLE3
のゲームは、剣と魔法のRPGである。と言ってしまうと、ごくありふれたものに思えるだろう。
 ゲーム黎明の頃から…否、トールキンが『指輪物語』を著して以来、中世ヨーロッパ的世界観を舞台にした作品が、数多く生み出されてきた。
 ゲームにおいてもそれは同様であり、時代とハードの変遷にあわせ、ただ剣と魔法だけのRPGにならぬよう、様々な試行錯誤が重ねられてきた。
 鬼才ピーター・モリニューがそこに得た答えは、言ってしまえば至極シンプルで、かつ造る上では過酷極まりないシステムだった。それはゲームの中で、プレイヤーを生活させること。剣と魔法と『糧』のRPGにすることであった。

 豊饒なる大地アルビオン。この国は、過去幾度となく破滅の危機に晒されながら、その都度英雄達の手によって救われて来た。
 アルビオンに産業の時代が訪れた頃、英雄であった先代君主の二人の子に、苛烈な運命が訪れようとしていた。
 王位を継いだ兄は、重税と圧政をもって軍の増強を推し進め、逆らう勢力は力を以って押さえ込んだ。
 国民と王の軋轢は進み、その横暴はついに末子であるあなたの身にまで降りかかる。
 この国を変えねばならぬ。そのための力を蓄えねばならぬ。
 あなたは二人の従者と共に城を飛び出し、兄の国へ反旗を翻すという戦いの旅に出たのである。

  基本システムは、実際に剣を振って戦うアクションRPG。エンカウント式ではなく、マップ上に敵が現れるスタイルだ。
 マップはドラクエのようなフィールド・ダンジョン分割式とは違い、各町やダンジョンを区切って並べたユニットマップ方式(今命名)。
 レベルアップの方法が若干特殊で、敵を倒したりクエストをこなすことで獲得できる支持者(=経験値)をためて、それを支払うような形で武器や魔法のレベルを上げていく。
 どんどん経験値をためれば、序盤から強力なステータスで進められるかと思えばさにあらず。ストーリー(メインミッション)の進行に応じて、可能なレベルアップがアンロックされていくのだ。
 クエストは、ストーリー進行に深く関わるメインクエストと、支持者獲得のためだけのサブクエストに大別される。中にはあるクエストをこなさないと出現しないクエストも存在する。
 そしてこのゲームの特徴とも言えるのが、経済のシステムが存在することだろう。武器や薬の価格は常に変動し、セールが行われたり、店主との交渉次第で安くもなる。
 またお金があれば店を買うことも可能。割引価格で買える他、一定時間ごとに売り上げが振り込まれ、長い目で見ればよい収入になる。ただし価格設定を高くしすぎると、消費が冷え込み町の景気が悪化し、町全体のあなたへの印象が悪くなる。
 またあちらの町で買った交易品を溜めておき、こちらの町で不足したときに売り、差額を得るという遊び方もでき、家を買って人に貸し、家賃収入を得ることも可能である。
 マップを行き交うNPCにも一人一人名前があり、彼らと会話し好感度を上げ、支持者とすることもできる。無論クエストをこなしたほうが、効率的には早いのだが。
 そして家を持ち、好きなNPCの好感度を一定以上上げると、結婚し家庭を持つことができる。一定時間ごとに生活費が差っぴかれ、ベッドインすると子を授かる(避妊も可能)というシステムもある。なんと同性結婚までできてしまうのだから進んでいる。
 正にゲームの中で、プレイヤーの生活が営まれるのだ。
 昨今のトレンドでもあるCo-opプレイも実装している。最大2名までだが、いっしょにクエストを進めたり、アイテムを交換したり、結婚もできてしまう。中には二人いないと進めない場所などもある。
 強いて難点を挙げるなら、マップの全様を掴みづらく、目的地に行くのにやや苦労すること。溜め攻撃があまり重宝しないこと。HPが数値化されておらず、回復のタイミングが微妙なところ。シリーズの売りでもあった成長の自由度が、かなり低いこと。また店や家を持った場合の維持管理が、やや面倒なことだろうか。

 装備やアイテムを買い揃える費用を、敵を倒すだけでは得られないという斬新であたりまえなシステムも見所である本作。絵本のような見た目とは裏腹に、常に善悪を二分する選択を迫られたりと、硬派な面も人気の理由だろう。
 装備を買い揃えることも強要されない。最初に与えられた剣でクリアすることさえ可能。その分、楽しみ方を自分で見つける力も試されるゲームである。
 剣と魔法と人生の、オトナのためのRPG。最近RPGをしていないなという方こそ、是非一度お試しを。
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