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Nipponia-nippon

2010/09/02 15:14 Category:日記、雑記
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本人らしいゲームとは何か?
 私がこの掴み所のなさそうな疑問を抱いたのは、過日行われたファミ通Xbox360のイベントでの、三上氏の言葉を聞いたときだった。

 今年のE3でVANQUISHをお披露目した際、海外のメディアからこう言われたそうだ。
「なぜシューターを作ったのですか?もっと日本人らしいゲームを作ってほしい」
 海外、ことアメリカでは『シューター=自分達のジャンル』という意識があるらしく、その部分に切り込んできた三上氏は異端に映ったようである。
 私自身、先日のイベントでVANQUISHを体験したが、○○らしさというほど強いにおいは感じなかった。強いて言えば、三上氏らしさだろうか。
 国や地域によるハードの垣根が低くなり、高騰する開発費の回収のため、世界規模での販売を余儀なくされ、国産タイトルと洋ゲーが混在するようになった昨今のゲーム業界。一目で国産か海外産かを判別することは、容易ではないだろう。
 そんな中にあって、ファミコンを生み育てたわが国が持ち続けている「らしさ」とは何処にあるのだろうか?

 日本人らしいゲームとは何か?という問いかけに「女神転生は正にそれ」という答えを返してくれた方がいた。古今東西様々な神仏魍魎を、同じ舞台に立たせられるゲームは、この国でしか生まれ得ない、と。
 なるほど、古くから神道という独自の宗教を持ちながら、大陸から渡ってきた仏教を受け入れ、やがて海を渡ってきたキリスト教も受け入れ、今なお様々な宗教宗派が混在する国であればこそ、このゲームは生まれたのであろう。

 今更ながら、日本とは面白い国である。遥か古代に伝わった稲作と仏教を皮切りに、シルクロードの終着地として他国からの文化や技術を受け入れ、幕末から明治にあっては、太平洋を渡ってくる西洋文化を珍重してきた。
 資源のない日本にとって、資源を必要としない加工貿易とコンテンツビジネスは、重要な輸出産業である。特に数世紀かけて創られた、洋の東西が入り混じった文化的土壌は、世界を相手に知的商売をするのに実に好都合であったらしい。
 結果日本は、世界から見れば爪ほどの国土しか持たないのに、世界で三指に入る経済大国として君臨している。
 それは日本的なものを現す「和」の文字に表せると思う。調和、融和、和合、親和。取り入れ掛け合わせることに関しては、日本は他のどの国よりも秀でているのだ。

 そうして今、VANQUISHのことを反芻し、もしあれが海外産だったらどう思うか?などと考えてみる。うまく言えないが、それだとどこかに違和感を感じてしまう。だが日本人的かと問われれば、恐らくそうだと答えられるように思う。
 加工された欧米感、言い換えれば和製英語のような、日本人にのみ親しみ深い欧米文化の解釈が、見えない部分で為されているためだろうか。あるいは映像や音楽に、日本人にしか作れない感性が作用しているのだろうか。
 これを打ちながらその答えが導き出せず、歯痒い思いをしている。そろそろ体験版が配信されるらしいので、是非一度お試しの上、あなたが感じた「らしさ」をお教え願いたい。

 資源を持たぬからこそ生まれた、技術や文化の流入に対する柔軟な姿勢と、それをそのまま流通させることを潔しとせず、消化改良して独自のものとして作り変えてきた加工貿易根性。
 この二つが相俟って生まれた、世界に通用し得る文化事業の産出力。それこそが「日本人らしい」ということなのかも知れない。
 と、掴みどころのないまとめで稿を締めてみる。
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