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雑感・Just Cause 2

2010/06/22 11:21 Category:ソフトレビュー
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じゃすこ
定のフィールド内においてプレイヤーの行動を限りなく保障し、ゲームとしてクリアとみなされる一定基準を設定し、これに到達する手段を段階的に用意する。故に近道や裏技的攻略法も存在し、それによるメリットやデメリットも存在する。そしてゲームのウリを楽しむ上で、決して筋道通りクリアすることをプレイヤーに強要しない。

 何作かオープンワールドと呼ばれるタイプのゲームをプレイしてみると、およそ上記のようなシステムが組み込まれていることがわかる。
 逆に言えば、オープンワールドのゲームは根源的な部分で差異はつけにくいらしい。ではどこで違いを出すか?言うに及ばず、見た目とシナリオである。
 アメリカのアンダーグラウンドとカオスヒーローの生活を体験できるGTA。ファンタジーの世界で英雄になることも極悪人になることもできるオブリビオン。荒廃した世界で救世主と悪逆の徒の二者択一を迫られ続けるフォールアウト。いずれも主人公(プレイヤー)の立ち位置や舞台、旅の目的がまるで違う。そうした面で各々の特色を出しているようだ。
 ではこのゲームは、プレイヤーに何をさせようとしているのか?思うにこれは、B級感を体験するゲームではないだろうか。


 東南アジアの片隅にある島国パナウ共和国。蒼い空と碧い海、そして潤沢な地下資源に恵まれた慎ましい国である。
 親米派で知られた前大統領が暗殺された後、後釜に納まった息子のベイビー・パナイは、潤沢な資金と軍事力を背景に独裁政治を推し進め、その横暴ぶりは米国の焦燥を買うに余りあるものだった。
 そんな折、米国のエージェントとして潜伏していたトム・シェルドンが、莫大な工作資金と共に突如消息を断つ。裏切りか、それとも始末されたのか…。
 事態を重く見た組織は、迅速かつ秘密裏による事態の把握と解決を目指し、一人の男をパナウに送り込む。
 かつて中南米のある軍事政権を単独で転覆させた、トムの元部下でもある最強のエージェント。リコ・ロドリゲス。蠍の尾を持つ男である。
 トムを探すため、現地の反政府組織に手を貸すことになるリコ。だがその途中、ただのゲリラとは思えぬ強大な影を垣間見ることとなる。
 アメリカ、そして「奴ら」がこの国に介入する大義名分(Just Caue)とは何なのか?
 楽園に銃弾と混沌の雨を降らせるため、黒い蠍が舞い降りる……。


 ゲームの基本は冒頭に書いたとおり、東京都の約半分に当たる1000平方キロに及ぶマップを自在に駆け回り、点在するミッションをこなすことでストーリーが進んでいく。が、これをどの順序でクリアしていくか、あるいはトライするか否かはすべてプレイヤーに委ねられる。
 無論最初からあらゆるミッションに挑戦できるわけではない。進行度に応じて新たなミッションが解除されていく仕組みだ。
 舞台となるパナウ共和国は、独裁者ベイビー・パナイによる専制政治に等しい圧政が敷かれており、軍事施設はもとより、ライフラインまでもが彼の掌中にある。
 それを誇示するかの如く、赤地に白い星でマーキングされた備品や建造物が、国内随所にあるのだが、これを徹底的に破壊することでも、メインミッションの遂行と同等のスコアが得られる。
 無論効率よくゲームを進めるには、ミッションをこなしていくのが一番ではある。しかしそれだけでは収まりきらない要素が、この国にはちりばめられているのだ。
 私が一度シナリオをクリアした際の総合達成度は、29%にも満たなかったほどだ。

 もう一つ、このゲームを語る上で忘れてはならないのが、アクションの自由度とバラエティの豊富さである。
 アクションの肝となるのが、主人公リコの左腕に装備されたグラップルワイヤー。射出と同時に数十メートル飛び、先端部が物体に当たるとそれを掴む。これが活用の仕方次第で面白い武器となる。
 基本的な使い方としては、ビルの外壁に射出>縁を掴む>ワイヤーを巻き取らせて登る。といったものだが、他にも、高所にいる敵を掴んで引き摺り下ろしたり、ワイヤーの両端を別のものとくっつけてみたり、遊び方は多彩を極め、それだけでもこのゲームの自由度を語らせるに相応しい。
 もう一つの肝が、魔法のパラシュート(今命名)。リコが高所から飛び降りると、スカイダイビングの姿勢をとる。このときAボタンを押すとパラシュートが展開される。またAボタンを押すと切り離す。そこで終わりかと思えば、またAボタンを押すとまた出てくる。パラシュートは無尽蔵に出てくるのだ。
 この2つの組み合わせだけでも、実に多様なアクションを繰り出すことが出来る。翻せば、受動的にゲームを進めるのではなく、能動的にゲームの楽しみ方を開拓できることが、このゲーム…否、オープンワールドゲームの醍醐味かもしれない。

 そんな自由で広大な世界とアクションをあわせて生まれたゲームは、まるでB級映画さながらのハチャメチャさに溢れている。
 聳え立つ雪山に囲まれた要塞に囚われた美女を助けるべく、ヘリからパラシュートで単身要塞に降り立ち、燃料タンクや対空ミサイルにC4を仕掛け、高所で構えるスナイパーをワイヤーで引き摺り下ろし、発見されるやC4のスイッチを押して建物ごと敵を吹き飛ばし、美女を連れて逃げる敵の車を崖の上からパラシュートで降下しつつ追い、追いつくや車の屋根に飛び乗り、運転手と格闘の末車を奪い、美女と共に仲間のヘリに走りながら飛び移る。
 セ●ールが貧血おこすようなぶっ飛んだアクションすら、このゲームは可能にしてしまうのだ。絶対これ作ったスタッフは木曜洋画劇場とか大好きに違いない。あ、これ洋ゲーかw

 可能な限り頭を空っぽにして、目の前に広がる世界と障害物を楽しむ。言わば「バカゲー」的空気に満たされた一本である。
 それと、ややネタバレになるかもしれないが、このゲームを心底楽しめるか否かは、ニンジャを許せかどうかにかかっている気がする(笑)


ジャストコーズ2ジャストコーズ2
(2010/06/10)
Xbox 360

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