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雑感・Splinter Cell Conviction

2010/05/06 20:08 Category:ソフトレビュー
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SCC
プリンターセルシリーズは、実に自分に合った作品だと感じた。隠れて進むステルスアクションの王道的設計。その始祖である「メタルギア」シリーズとは違い、諜報戦を題にしたストーリー。多彩な武器とガジェットで、いかにでも広がる攻略手段。
 磨き上げられた反射神経とセオリーではなく、静謐さと沈思黙考を要求されるシステムに、心底惚れ込んだ。
 時が移り、ハードがXbox360に変わり、大きな期待をもって迎えられた「二重スパイ」
 だがこのゲームは、全ユーザーの一割近くが、最初のステージで断念してしまったという。
 恥ずかしながら私も、この一割のうちの一人である。あの時なぜ途中で投げ出したのか、今となっては良く思い出せない。
 にもかかわらず、私が本作に寄せた期待は大きかった。面白そうだという匂いを感じたのだ。

 百年に及ぶ東西近代諜報戦の歴史が産み落とした、最高度の通信傍受機関NSAと、その内部組織サードエシュロン。そして敵地潜入と情報の直接奪取を目的として育成された、エシュロンの特殊諜報員スプリンターセル…。
 主人公サム・フィッシャーは、最初にして最高のスプリンターセルとして、幾度となく世界の危機を秘密裏に救ってきた。だが愛する娘サラと、無二の親友ランバートを相次いで失ったことにより、彼はエシュロンを離れる決心をする。
 地中海に浮かぶリゾート、マルタ島ヴァレッタ。長い休暇を過ごすサムの下に、一本の電話がかかってくる。
『サム、武装した集団があなたのところに向かっているわ』
 それは休暇の終わりと、新たな戦いの始まりを告げる合図だった…。

 ステルスアクションの基本は変わらない。敵に発見されずに戦うことを主軸とし、そのために手段とそれによるメリットをもってゲームは変化する。
 本作における最大の特徴『マーク&アクション』は、その理念を象徴するシステムである。
 事前に視界に捉えた敵にマーキングを施すことで、その敵を捕捉し続けることが出来る。またその状態で武器の射程範囲に入れば、Yボタン一つで自動的にこれを無力化してくれる。狙い撃つ必要がないのだ。
 無論これも無条件に行えるわけではない。一度にマーキングできるターゲット数は武器によって制限され、これを行う権利を獲得するためには、敵を至近距離で倒す必要がある。
 つまり発見されるリスクを犯さなければこれを行えず、成功すればかなり有利にゲームを進められる。ゲームの難度を絶妙に下げるシステムだ。
 息を潜めて物陰に隠れ、敵の虚を突き無力化し、取り囲む敵をワンボタンで沈黙させる。ここまでさらりと決まると実に爽快である。
 もう一つこのゲームを独特のものにしているのが、ラストノウンポジション(LKP)である。
 敵に見つかった状態で遮蔽物に隠れると、自分の分身のような影が表示される。これが敵が自分を最後に確認した場所であり、敵はこれに向かって攻撃や索敵をしてくる。
 んなもん何に使うのさと思う方もいるかもしれないが、これにより自身が素早く安全圏へ退避したり、LKPに向かってくる敵の動作を先読みできるので、これを待ち構えて反撃に転じたりといった使い方も出来る。
 前作よりかなり親切設計になったが、その分締めるところは締めている。
 以前に比べて警戒時の敵の動きが少なかったり、敵が死ににくくなっている印象もある。定番アイテムのスティッキーカメラも、敵の視線をそらす程度にしか使えなくなっているので、このあたりは好みが分かれるだろうか。
 1ステージ終わるごとに「あそこ見つからないで行けたなぁ」と思ってしまうあたりは、おそらく開発者の術中にはまった証だろう。
 また昨今のトレンドであるオンライン協力プレイも実装。ただのゲームモードの一つではなく、協力プレイでしか見られないストーリーもあるのだ。

 また物語を彩る声優陣も豪華。主人公サムは、もはや鉄板声優ともいうべき玄田哲章。サムの協力者(?)アンナには、クールビューティーを演じさせたら日本一の声優、田中敦子。
 サムの戦友にして「兄弟」と呼び合う男ヴィクターは、日本屈指のダンディヴォイス。ミスターぶるるるるぁ!こと(笑)若本規夫。そして野心家のサードエシュロン現局長リードには『24』のジャック・バウアー役で一躍脚光を浴びた当代随一の兄貴声、小山力也。
 他にも錚々たる面子が脇を固め、●曜洋画劇場でも滅多に聞けない熱演を聞かせてくれている。

 敷居を下げ、かつ磨きあげられたシステム。もはや語るまでもない映像表現。緊張感を醸し出す音と声の響演。すべてはプレイヤーの挑戦欲を掻き立てる「次世代のアクションステルス」のために存在する。
 諸兄、危険な匂いがするゲームはお嫌いだろうか?


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(2010/04/28)
Xbox 360

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