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あの日の巨人

2010/04/07 00:15 Category:日記、雑記
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FFI
日、ネットで一枚の絵と再会した。ファイナルファンタジー第一作目のイメージイラストだ。
 確かファミコンソフトの取説に描かれていたと記憶している。天野画伯の流麗なタッチが目を引き、幼心に鮮烈に焼きついた一枚である。

 どういう経緯でこの絵が生まれたのかはわからないが、もとよりゲーム好きで知られた画伯なればこそ生み出せた、至上の一枚だろう。
 誕生間もなくして斜陽を迎えていたスクウェア社が、最後にいちばん作りたいRPGを作ろうと世に送り出したゲームが、RPGの代名詞的な作品にまで成長するとは、世の中はわからぬものである。
 もしかしたらこの絵は、家庭用ゲームという、当時は雲の中を歩くような未開の世界で、非情なまでに降りかかる困難に立ち向かうスクウェアの戦士たちに贈られた、天野画伯からの無言のエールだったのかも知れない。

 改めてみると、RPGの基本と究極が、この一枚の絵に表されていると思う。
 白雲湧き上がる天空は、人が憧れ、畏れ、かつ今だ生身では入り得ない最も身近な異世界。雲を突き見上げるほど巨大な闇色の巨人は、理屈より先に本能が認める邪悪。それと向かい合う4人は、互いを警戒することもなく背を預けあう戦友。そして彼らは画面に背を向けている。絵を見るプレイヤーが、彼らと同じ方を向いていなくては、ゲームとして成り立つはずがないからだ。

 ファミコン誕生から二十余年、ゲーム市場は晴天の如く広がり、あの日か弱い戦士だったスクウェア社は、好敵手であったエニックスと手を組み、巨人の如き大企業へと成長した。

 四月、今年も新期を迎える声が多く聞こえる。ゲーム業界にも多くの新米戦士が入っているようだ。
 溢れるほどの憧れを抱きつつ臨んだ世界と、出会って間もない仲間と、一抹の不安を携えた旅が始まる。
 若きたまねぎ戦士たちよ、この先巨人のような困難を乗り越え、たとえ気高き勇者になろうとも、我々に背を向け続けていてほしい。

 勝手ながらすべての新人たちへ、この絵の想いを贈りたい。
 これを他人のふんどしという。よい子は真似しないように(^^;;
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