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雑感・Call of Duty:Modern Warfare 2

2010/01/16 08:00 Category:ソフトレビュー
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MW2
ームとは即ち勝敗が存在し、それは敵味方分かれての争いの縮図である。
 TVゲームの登場により、その色合いは一層濃くなってきた。中には戦争そのものを題材にしたゲームも少なくはない。
 しかしその多くは、ゲームを楽しむための舞台として戦争を設定しているものがほとんどであり、ゲームという手法を用いて戦争を描こうと試みた作品は、意外と少ない。それはハードウェアの性能の問題であったり、ソフトウェアの容量の問題もあったかも知れない。
 誕生当初から一貫して、戦争を描き出すことに腐心してきた代表的ゲームがある。ひとつは「隠れて進む」という静的なアクションを軸に展開してきた「メタルギアソリッド」シリーズ。そしてもう一つが「戦って進む」という動的なアクションを軸に描かれている、このシリーズであろう。

 西暦2016年。イムラン・ザカエフ率いるロシア超国家主義派によって引き起こされ、壮大な攻防と彼の抹殺により幕を閉じた、米東海岸への核攻撃未遂事件から5年。
 米陸軍レンジャー連隊を指揮するシェパード将軍は、世界各国の軍隊から精鋭を集め、最高の特殊部隊「タスクフォース141」を編成する。
 目的は、ザカエフの後継者としてその遺志を継ぎ、超国家主義派を指揮する「狂犬」マカロフを止めることである。
 しかしそこには、あるたった一人の男が描いた、誰も思いも依らない悲壮な策謀が張り巡らされていた…。

 前作の雑感でも述べたが、見た目はいじりつつ内包された「CoDらしさ」には手をつけない手法は健在。
 プレイヤーキャラは数名を転々とするものの、視点は徹頭徹尾一人称のまま。そのため没入感が増し、ゲームに引き込まれるような面白さがある。
 前作とのシステム上の違いはないものの、それ故経験者も操作に戸惑うことはなく、また死亡した際のリスタートも早く、かなりストレスから開放された作りだ。
 ステージは中東の市街地から石油掘削基地、雪山や監獄などと様々。ミッションも一個小隊の一員として参加するゴリ押しのアサルトミッションや、最小人員で敵中深くへ潜り込むステルスミッション。時には遠隔爆撃機や対人装甲車を指揮しての強行軍など、単調さとは無縁な構成になっている。

 しかしてこのシリーズの魅力は、やはり重厚かつシリアスなシナリオにあると思う。
 実在した歴史に載せて描かれてきた過去作とは違い、MWシリーズは独自の物語を展開させている。
 争いの発端となる争い、戦いを優位に進めるための戦い、そしてそれらが雨霰のように産み落とす悲劇…。
 複数の主人公の視点で多元中継のように描かれる物語は、単なる娯楽作の枠を超えた、能動的な哲学書のような趣すらある。
 シリーズ恒例となっている、死亡したときに表示される戦争の名言も、どこかおかしくそして切ない。

 ゲームという手法を用いて戦争を描き、映像作品ではなくゲームであることに徹して見せた快作。ゲームファン、FPSマニアを自負する方なら、とくにやっておくべき一本である。

コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2
(2009/12/10)
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