a-360

ゲーム論説ブログ

スポンサーサイト

--/--/-- --:-- Category:スポンサー広告
TB(-) | CM(-)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

雑感・BAYONETTA

2010/01/07 08:00 Category:ソフトレビュー
TB(0) | CM(0)

bayo
ンチヒーローという言葉がある。強く正しく美しくというヒーローの大前提のうち、いずれかから甚だしく逸脱したヒーローを言うそうだ。
 強さとは縁遠いエヴァの碇シンジ。正しさと呼ぶに呼べない羊たちの沈黙のレクター博士。美しさとは正反対にあるようなエレファント・マンのメリック等である。
 どこか神聖で完璧な存在として語られる正統派ヒーローと違い、その覆い隠しようのない特異点が、物語に哲学的な深みをもたらす彼らは、いわゆる「大人のヒーロー」として古くから愛されてきた。
 さて、本作の主人公もアンチヒーロー…否、ヒロインだろうか。強く美しいと言う点では異論はなかろうが、正しさとなると疑問符が付く。
 しかし彼女は、その世界の規律規範から逸脱した者と扱われているが、私利私欲のために無関係な者を傷付けるような横暴は働かない。
 自らに課した掟にのみ従い、法規や規範には順じないヒーロー像を、文豪ヘミングウェイは「コードヒーロー」と名付けた。


 デビルメイクライシリーズでスタイリッシュアクションというジャンルを開拓した神谷英樹が、アクションゲームのさらなる次元へと挑戦した大意欲作である。

 20年前、湖底に沈む棺桶から目覚めた魔女ベヨネッタ。その記憶のほとんどを失った彼女は、毎日天使を生贄に捧げなければならないという宿命を背負っていた。
 そんな彼女の過去を紐解く鍵。秘宝「世界の目」の片割れが、闇市場に流れたとの情報を得た彼女は、西欧の辺境ウィグリッドへと足を踏み入れる。
 そこには禍々しい姿をした天使たちが、彼女の行く手を阻まんと待ち構えていた…。


 ゲームの基本は、純然たるコマンドアクション。高度な技を出すには当然小難しいコマンド入力を要求されるが、クリアするだけなら単純なボタン連打で済んでしまう親切設計。
 しかし敵の攻撃を避けたり、連携攻撃を大量に繋げようとすると、途端に深い駆け引きを要求される。
 しかしてそんな苦労など気にもならぬほど、アクションの爽快感は格別。四肢に纏った魔法銃を駆使し、タンゴのように繰り出す体技「バレットアーツ」は、眺めているだけでも飽きない。
 他にもストーリーの進行により扱える武器が増えたり、おぞましい拷問愚を召還して大ダメージを約束する必殺技「トーチャーアタック」など、一回二回のプレイでそのすべてを極めることは不可能と言ってよいだろう。
 しかし何より男子諸君に最も伝えたいのは、彼女が常時着用している衣装が、彼女の頭髪であるということ。そしてボス戦の時、その頭髪を依り代に魔獣を召還すると、あられも恥じらいもあったもんじゃない姿になっちゃうのだ。眼福至極である。

 もちろんそればかりがこのゲームの魅力ではない。見目麗しきベヨネッタをはじめとする、一癖あるキャラクターたち。天使と魔女という既存の善悪観をひっくり返すことで、王道的でありながらどこか惹かれてしまうストーリー。その合間合間に挟まれる絶妙なジョークカット(たまにやりすぎな時もあるがw)。ハングオンやスペースハリヤーといった、セガファンなら涙流して笑ってしまうパロディも詰め込み、すべてをアクションゲームとしての気持ちよさのために編み上げた、正にアクションゲームの極致がここにある。

 強く愉しく美しい。最強のコードヒロインが誕生した。


BAYONETTA(ベヨネッタ)(特典無し)BAYONETTA(ベヨネッタ)(特典無し)
(2009/10/29)
Xbox 360

商品詳細を見る


スポンサーサイト

コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
この記事のトラックバック URL

プロフィール

ATUSI

Author:ATUSI
ツイッター・@ATUSIBOX
 






原稿依頼やお問い合わせは
[V]←こちらをクリックして
お送りください

無料アクセス解析

>


検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。