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ソフトの藪入り

2010/01/05 20:15 Category:日記、雑記
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公に出して三年目の正月に、ようやく息子が帰ってくる。父は今か今かと落ち着かない。
 やがて帰ってきた息子を前にして言う。
「おっかぁ。野郎は大きくなってるだろうなぁ」
「何言ってんだい。あんたの前に座っているだろう。ほらご覧よ」
「見ようと思って目を開けると、後から後から涙が出やがって、それに水っ洟も出て見えねぇんだよ」
 古典落語の傑作「藪入り」の一幕である。
 昔は今のように週ごとの定休日はなく、住み込みで働く奉公人や弟子達は、盆と正月にあわせて十六日ほどの休みがもらえるだけ。それも奉公に入って三年たたなければもらえなかった。
 住み込み働きも徒弟制度も今は昔。週休二日や大型連休が当たり前になった昨今にあっては、もう見られない離別と再会の姿であろう。

 ふと360の発売スケジュールに目をやる。おやとうに出ているかと思っていたタイトルがまだ姿を見せていないなどと思ったり、いやそれはいささか気が早いかと思いなおしたり、わが子を待つ父の心境である。
 一年以上前に発表されたタイトルもある。今年こそはと首を長くして待つファンも少なくはあるまい。製作者諸兄にあっては有難くもあり耳も痛かろう。

 かと思えば、発売延期や開発中止の憂き目にあったタイトルもちらほら。世知辛い時勢、生む親も苦渋の決断でもあろうが、待つ親の寂しさは計り知れない。
 だからといって、生む親を責めることはしないし、見捨てるような真似もするまい。
 艱難辛苦を乗り越えて立派な作品に育てばよし。いつか涙で画面が見えなくなるようなゲームに出会える日を、ユーザーは心待ちにしている。

    這えば立て 立てば歩めの 親心

 少しくらい厳しいほうが、業界にとってもいい親であるのだろう。
 なかなか来ない期待作の藪入りを前に、ちょっとだけ厳しいユーザーになろうかと目論んでみる。

 本年も一層のご愛顧の程、宜しくお願い申し上げます。
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