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泣いて笑って記事書いて

2009/12/19 22:41 Category:日記、雑記
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る若き歌舞伎役者が悩んでいた。例えば泣く場面があったとして、役者は本当に泣くべきか、あるいは泣く芝居に徹するべきか、と。
 ある先輩は答える。
「そりゃ泣くべきです。そうまでしなくちゃお客さんを泣かせる事なんか出来やしません。私は泣くようにしてますよ」
 また別の先輩は言う。
「馬鹿言っちゃいけません。役者ってなァ客がオイオイ泣いてるときも、袖で顔隠してあかんべーしてやるくらいじゃなきゃ勤まらないよ」
 さらに別の先輩が言う。
「どっちでもいいんじゃない?」
 若き歌舞伎役者は一層悩んだという。

 ブログを始めて一年と四ヶ月。大評判とはお世辞にも言えないが、お陰様で多くの方にご覧頂いている。
 この手のブログを運営していて何が一番うれしいかと言えば、やはり読者に直接お会いして「いつも見てますよ」と一言頂けたときの感動に勝るものはない。それが題に取る業界の方からだったりすると、嬉しさも一入というものだ。
 年に幾度かゲーム業界の方にお目にかかる機会があるのだが、最近よく上のような言葉をかけていただけることが多い。XNEWSや360Mk2のような怪物サイトの後塵にも与れない零細ブログの執筆者として、これは相当嬉しいことである。もしや業界の方ばかりが見ているのかと、いらぬ邪推をするほどだ。
 細かいことは書けないが、事実アクセスログを見返すと有名なメーカーの名もちらほら見える。仕事の合間の息抜きか、いらんこと書いてないか広報さんがチェックに来ているのかはわからないが、目の肥えた客が来ていると思うと、背筋が自然と伸びる思いがする。
 ヒット数が上がらぬ事に臍を噛みつつ、発言に波風が立ちにくい気楽なわが身を喜ばぬ事もなくはない。

 小生自身、ゲームを愛し身銭を切って楽しむ客である。しかし同時に、このブログの読者には読後わずかばかりの愉しみを覚えていただきたいと願う演者でもある。
 楽しんだゲームは楽しんだまま表現しようと勤めているが、一層読者を楽しませてやろうと作為や誇張に走りたい気持ちがないではない。あかんべーの心境だろうか。
 しかし観客の中に役者(業界人)が混ざっているとなれば、下手な小芝居は通用しまい。実直かつ読み応えのある文になれと、己の感性にガシャガシャと磨きをかけていくほかない。

 ある劇団主宰者が言った。
「ショウはお客様の感想を聞いて完成する」
 ゲームというショウに、完成の一助になればと言葉を贈ることもある。嘘偽りなく贈るべきであるなら、正しい言葉を贈れるようにと、一語一語彫り上げている。
 客の見えない一人役者は今日もアクセスログ片手に、きっと客は泣いていると信じて演じ続けていく。
 メーカー様に媚売ってあかんべーでもしてみようか、などという小さな誘惑に負けぬよう、実直に正直に、呪文のようにつぶやきながら、いつか代田橋屋の三枚目看板くらいは飾ってみたいと、小さな欲は捨てずにいる。

 さて、次の演目は何にしようか。
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