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雑感・アサシンクリード2

2009/12/15 22:03 Category:ソフトレビュー
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AC002
い頃、電車に乗ると届きもしないつり革に必死に手を伸ばしたり、親に抱き上げてもらってつかまったことがある人は少なくないと思う。
 今も電車の中で幼小さい子供が、自分の身長の倍はある高さのつり革に手を伸ばしている様を見ると、実にほほえましいものいだ。
 時が過ぎ、つり革はおろか電車の天井に手が届こうかという現在。なぜああも必死につり革に手を伸ばしていたのかが、どうも思い出せない。
 このゲームをしていてそんな事を思ったのは、私がDNAの記憶とシンクロしたためだろうか。不可能への挑戦、成功への渇望は、人間に刻まれた本能と言う名のDNAの記憶なのかもしれない。

 その独特なアクションとゲームシステム。そして次世代機の性能を引き出したグラフィックで好評を博した前作から二年弱。それはさらに磨かれて帰ってきた。

 有史以前よりこの世界に存在し、歴史の影に存在し続けた秘宝「エデンの果実」
 これを支配し、世界を陰で操ってきたテンプル騎士団の末裔アブスターゴ社は、世界中に散るエデンの果実の最後の一つの手がかりを、デズモンドという男の記憶の中に求めた。しかしそれは脳に刻まれる意識的記憶ではなく、DNAに隠された生命の記憶にあるという。
 社を裏切ったルーシーの手引きにより、アブスターゴ社から脱出するデズモンド。アブスターゴと反するアサシンの末裔とその協力者たちは、圧倒的劣勢を覆す切り札として、彼のDNAの奥底に眠るアサシンの記憶を呼び覚まし、意識的記憶に流入させることで、デズモンドにその技術を叩き込もうとする。
 デズモンドはルネサンスに沸く15世紀イタリアを生き、謀殺された家族の復讐に燃えるアサシン、エツィオの半生を体感することとなる…。

 下準備のミッションを積み重ねて目標の人物を暗殺するという、前作の基本的な流れは踏襲しつつ、単調という評もあった下準備ミッションが大幅に改善され、敵勢力の削減、必要アイテムの獲得、仲間の解放等、種類と性質が多様化した。
 また主人公の武器も格段に増え、ゲームのシンボルでもあるアサシンブレードも最大2本同時に繰り出せ、刃に毒を仕込んだものや銃を仕込んだものも登場する。
 前作では登場しなかったお金と店舗も登場する他、一国の主として領地を盛り立てるという要素も加わった。
 他にも多くの新要素が加わっているが、私が一番気に入ったのが、可視ステルスとでも言うべき潜伏方法だ。
 街を行き交う人や屯する人ごみに紛れることで「見えながら見えない」状態になる。これでいわば前作で言う、干草に隠れたのと同じ状態になる。
 これにより危険回避の可能性がぐんと広がったが、その分警戒状態における敵兵の捜索は、前作よりしつこく深い。どのくらい深いかといえば、ベンチが役に立たないほど、と言えば前作を経験した人ならわかるだろう。
 しかしなんといってもこのゲームを面白くしている最大の要因は、アクションの圧倒的自由度と軽快さだろう。
 壁をよじ登り屋根を駆け、庇の間を飛び越えてかろやかに着地し、天を突くような塔の頂に立って街を見渡し、わずかな干草の山めがけて一気に地上に飛び降りる。
 正に山を飛び谷を越え僕らの街にやってきた某忍者よろしく、箱庭世界の中を意のままに駆け回ることが出来るのだ。
 しかして「何でも出来る」ということは「何でもやってしまう」ということにも繋がり、プレイヤーの意図せぬ行動をとってしまうこともしばしばある。このあたりのもどかしさを許容できるかどうかが、このゲームを楽しめるか否かにも繋がってくる。
 やりこみ要素も充実している。特に「先任者」が残した暗号を解き明かし、歴史に隠されたエデンの果実の実像を追う部分などは、本編より頭を使うほど手応えがある。

 つり革はおろか電車の天井に手が届こうかという今、なお届かぬさらに上の世界にまで登ることができる快感を、このゲームは教えてくれる。
 潜んで倒すステルスアクションの真骨頂。是非記憶に刻んでいただきたい一本である。
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